2012年08月24日

サンゴカルシウムの形状は多孔質に特徴が

サンゴカルシウム(コーラルカルシウム)は、他の種類のカルシウムと異なる特徴がいくつかあります。

まずは、その「形状」です。
サンゴカルシウムは、「多孔質(表面に穴がたくさん空いている)になっていることです。これは化石サンゴがもっているサンゴ特有の形状です。
サンゴカルシウム表面.jpg
これは、活性炭と同じメカニズムで、表面積が広くなり、水にふれる範囲がたいへん広くなります。それによって、水に溶ける成分はより溶けやすくなります。

カルシウムの種類からすると「炭酸カルシウム」に分類されますが、カルシウムが炭酸と離れて、カルシウムがイオン化(水に溶けた状態)しやすいという利点があります。

イオン化されやすい=からだに吸収されやすい、ということになります。ですから、サンゴカルシウムの吸収率は40%以上と高いのですね。

一方、別の種類のカルシウムである卵殻カルシウムを顕微鏡で見ると
卵殻カルシウム.jpg

走査型電子顕微鏡×10000倍(撮影:東京海洋大学)

そして、もう1つの特徴は、その「成分組成」です。
他のカルシウム素材と異なり、カルシウム以外にもマグネシウムや亜鉛、鉄、銅など、多種類のミネラルが含まれています。

特に、沖縄のサンゴカルシウムはミネラル種類が多く、30種類以上のミネラルが含まれていることがわかっています。

サンゴ礁は世界中あちこちにありますが、沖縄の海は過去に核実験などもしておらず、汚染されていなくて安心して口にすることができます。
posted by そらのシントウ at 14:23| Comment(0) | 沖縄サンゴカルシウム

2012年08月23日

昔よりも野菜のカルシウム量は減っている

国民栄養調査では、もう10年も20年も前から、カルシウム摂取不足が報告されています。

原因として考えなければならないことの一つに、作物に含まれる栄養素が昔と今とではそうとう違うということです。カルシウムも少なくなっています。

かぼちゃのカルシウム.jpg
2000年のデータですから、今はもっと少なくなっているかもしれませんね。

減っている栄養素はカルシウムだけではありません。ビタミンCや鉄分も少なくなっています。

思うに、栄養の少ないやせた土壌でも、化学肥料などを駆使して見た目りっぱな野菜ができてしまうからではないでしょうか。体ばっかり大きくて、中は空っぽということです。

私達が食事から栄養をとる場合、そこに影響をあたえる要因はいくつかあります。
まずは、材料(素材)の問題。料理に使用する生の野菜に、もともと含まれている栄養はどれくらいか?
そして、次は調理法。なるべく栄養を損失しない調理法がいいです。たとえば、たっぷりの湯で茹でるより、炒めるであるとか。
あとは、食べる量ですね。自然の野菜に含まれている栄養素量は、少ないですから、ある程度量を食べないといけません。

話は少しずれてしまいますが、最近多くなった市販のお惣菜を利用する「中食」。これも材料に冷凍野菜を利用しているケースが多いといいますから、素材的には栄養素はかなり損失しているとみたほうがいいでしょう。
自分で料理する場合でも、冷凍食品を利用したり、半加工品などは、“栄養素”が少ないと考えられます。

現代をとりまく食事情は、栄養的には厳しいです。皆忙しいし、素材を吟味して、手をかけて料理をする余裕もなくなってきています。若い人達も残業残業で自炊どころでなかったり、サラリーマンは付き合いが多く外食ばかりだったり。夫婦で共働きというところも多いでしょう。

栄養が十分にとりにくい環境になっています。食事で十分な栄養をとることも難しいので、もっとサプリメントを活用すべきかと思います。

日本には古くから、食事を大切にする文化がありますので、そのことが逆に「食事」に固執させている面もあるように思います。
「栄養はサプリメントに頼らないで、食事をちゃんとすべきなんだ」と。食事をいい加減にして、安易にサプリメントをおすすめするわけではありません。食事に気をつけたとしても、なかなか栄養がとりにくい環境になっているからこそ、なのです。
posted by そらのシントウ at 17:04| Comment(0) | カルシウム摂取量

2012年08月22日

日本全体が酸性土壌でカルシウム不足

ヨーロッパの土壌は石灰岩などが豊富なのでカルシウム分が多い。それで作物にも十分カルシウムが含まれているし、そこをろ過してとれる地下水もカルシウムが多い。外国銘柄の市販ミネラルウォーターは、そんな地域で採取されています。

ところが、日本は島国です。島全体が火山灰土壌でおおわれており、土壌は酸性。酸性だと植物もよく育たないので、畑には石灰(アルカリ性にする)を蒔いたりします。

野菜も土壌にカルシウムが含まれていないと病気になりやすくなるんですね。調べていたら、JA(農協)で「畑のカルシウム」という肥料がありました。

畑のカルシウム.jpg
リン鉱石からとれるリン酸石膏で、水に溶けやすい硫酸カルシウムを主な成分とした粒状肥料です。カルシウム欠乏対策資材として。

野菜もカルシウムが必要なんですね。こうして、もともと土壌中にあったカルシウムと、肥料で添加されたカルシウムなどを野菜が吸い上げ、それを私達人間がいただいている、という食物連鎖になっています。

「畑のカルシウム」メーカHPより
● 分析例 ●
カルシウム 水溶性カルシウム 硫黄 水分 PH
28.5 26.3 17.0 0.6 5.1
※水溶性カルシウムは、畑のカルシウム1gを水500mlに溶解して分析した。
● 特 長 ●
・散布後、粒が速やかに崩壊するため、さらに水に溶けやすくなりました。 土壌への浸透性が高く、下層土の改良に役立つとともに作物に効率的に吸収されます。
・弱酸性なので、土壌PHを変化させることなくカルシウムを補給します。
・作物のカルシウム欠乏を防ぐとともに、硫黄も同時に補給しますので、作物の生理作用を活性化し、品質の向上と各種生理障害の予防に有効です。
・粒状(1〜4mm)になっていますので、散布しやすくなっています。
● 効 果 ●
<野菜>各種野菜に発生するカルシウム欠乏対策として大変有効です。作物を健全に生育させるので、耐病性を増し、鮮度、貯蔵性の向上が期待できます。
<果樹>カルシウム欠乏に由来する各種障害の克服と果実の着色を促進させ熟期を揃えるとともに、糖度を高め品質向上が期待できます。
<花き>カルシウム欠乏からくる生理障害を回避し、茎葉を丈夫にし、花もちをよくします。
<豆類>根粒菌の増殖を促進し、子実の充実、多収穫が期待できます。


作物にはアルカリ土壌を好むものと、酸性土壌を好むものがあると聞いています。このリン酸石膏という肥料の特徴は弱酸性とありました。

石灰ではアルカリ性になりますから、こちらのほうが扱いやすいのでしょうか。でも、人間にとってカルシウムをとる目的のひとつには、体内をアルカリ性にすることがあります。

野菜に含まれるカルシウム分が、この肥料によるものだとしたら、このカルシウムは人体にちゃんと役にたつのでしょうか?

小松菜.jpg

たとえば、小松菜は野菜のなかでもカルシウムが豊富なことで知られています。一束300gとして、カルシウムが870mg含まれているといいます。かりに料理で1人分50gを食べたとすると、カルシウムは145mgとれる計算になります。

食品の中では、まあまあ多いほうではありますが、1日のカルシウム摂取量目標は1000mgですから、このことがどんなに大変かわかります。カルシウムはサプリメントでとるべき栄養素として優先順位が高いのです。
posted by そらのシントウ at 12:01| Comment(0) | カルシウムと健康